海外FXの両建て 禁止の業者と両建て手法

海外FXの両建てがOKなのかNGなのか、海外FX業者に直接問い合わせてみました。

この4つの両建てについて直接聞いて調査してみました。

「ゼロカット狙いの両建てをしたい人」や「ボーナスを利用して両建てしたい人」など参考にしてください。

海外FX業者	同一口座の両建	複数口座の両建	異業者間の両建
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	問題なし	問題なし
	※ゼロカット狙い不可	※ゼロカット狙い不可	※ゼロカット狙い不可
	問題なし	※ゼロカット無効	問題なし
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	問題なし	問題なし
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	禁止	禁止

 

海外FXの両建てとは？両建ての使い方とトレード手法

両建ては同じ通貨で「買いポジションと売りポジションを同じ数持つこと」です。

通常だと、両建ては取引中のリスクを回避するために使います。

両建ては上級者のトレード手法として、同一口座内での使用が認められています。

 

[海外FXの両建て]同一口座内の両建て

同一口座内の両建ては基本的に全ての海外FX業者で認められていて、国内FXと同じようにリスク回避のために使うことが出来ます。

「ヘッジ両建て・同時両建て・利確両建て」などのリスク回避に使う両建てはゼロカットになることが無いので、海外FX業者のリスクもありません。

[海外FXの両建て]損失が出た時のヘッジ両建て

損失が出た時にロスカットを回避する目的で両建てをすることが出来ます。

反対ポジションのエントリーをした時点での損失は確定してしまいますが、値を戻せば「売り」ポジションを決済し、トレンド方向のポジションをキープして利益を狙います。

そのまま値を下げ続ければ「売り」を決済して利益を出しても良いですし、さらに値を下げそうであれば「買い」を決済して「売り」の利益を狙うことも出来ます。

 

[海外FXの両建て]トレンド待ちの同時両建て

初めから「買い・売り」両方のポジションを取り、どちらかのトレンドが来るのを待ちます。

どちらかのトレンドが来たら、反対ポジションを決済し、トレンド方向のポジションをキープして利益を狙います。

乱高下のタイミングであれば、「買い・売り」両方で利益を狙うことも可能です。

 

[海外FXの両建て]利益確定の両建て

利益が確定したタイミングで「もうちょっと利益を狙えるかな？」と思ったら、反対ポジションをエントリーしておきます。

さらに値を上げそうであれば「売り」を決済して「買い」をキープします。

反対に、値を下げ始めたら「買い・売り」両方を決済して利益を確定します。

 

通常、同一口座内の両建てはこのような使い方をします。

しかし、海外FX独自のゼロカットを利用した両建ては別口座や別業者の口座を利用することによって実現できます。

 

海外FXのゼロカットを狙った複数口座・異業者間の両建て

海外FX独自のサービス「追証無しのゼロカット」を狙った両建てがあります。

同一口座ではゼロカットが効かないので、別口座を利用したり、別業者の口座を利用した両建てが存在します。

基本的にゼロカット狙いの両建ては禁止されていますが、両建てについて特に禁止事項のない海外FX業者も存在します。

 

【海外FX】複数口座の両建て

複数口座で「買い・売り」を別々にポジションを取ることによって、ゼロカット狙いの両建てを実現することが出来ます。

しかし、複数口座の両建ては禁止している海外FX業者が多いです。

特に「ボーナスを提供している業者」では複数口座の両建てを禁止しています。

ボーナスの無い海外FX業者は「複数口座の両建て」を禁止していないことも多いですが、「ゼロカット狙いの両建て」は禁止していることが多いです。

 

【海外FX】異業者間の両建て

別業者を使って「買い・売り」を別々にポジションを取ることによって、ゼロカット狙いの両建てを実現することが出来ますが、異業者間の両建ても禁止している海外FX業者が多いです。

特に「ボーナスを提供している業者」では異業者間の両建てを禁止しています。

ボーナスの無い業者は「異業者間の両建て」を禁止していないことも多いですが、「ゼロカット狙いの両建て」は禁止していることが多いです。

 

【海外FX】ボーナスを使った両建て

ボーナスを利用して（ゼロカット狙いの）両建てをすることによって、さらに利益を出すことが出来ます。

しかし、ボーナスを使った両建ては全面的に禁止されています。

トレーダーが「リスク無く稼ぐことが出来ないか？」と考え付くのが「ボーナスを利用した両建て」ですが、許可している業者はありません。

「ボーナスを提供すること」は海外FX業者にとっては身銭を切る行為ですので、「ゼロカット狙い」をされたら海外FX業者はさらにリスクを負うことになってしまいます。

禁止された行為なので、ばれないようにリスクを犯して行なうトレーダーが多いです。

 

【海外FX】両建て（イスラム口座）を利用スワップのサヤ取り（禁止行為）

両建てを利用したスワップのサヤ取りは禁止されています。

イスラム口座はスワップフリー（スワップ金利無し）の口座を利用して、リスク無く金利を受け取ることが出来ます。

しかし、これは海外FX業者にとってメリットは無いので、禁止されています。

異業者間の両建てを使ったサヤ取りを行なっている人もいますが、海外FX業者にばれると「口座凍結」のリスクがありますので、止めておきましょう。

 

海外FXの両建てが持っているリスク

両建ては低リスクで稼げるイメージがありますが、上手く行かないケースもたくさんあります。

ここでは両建てのデメリットやリスクについて見て行こうと思います。

 

海外FX 両建ては乱高下で両方ともロスカットする可能性がある（証拠金を失う）

値動きが一直線に動けば良いですが、上がったり下がったりの乱高下の場合は、最悪、両方ともロスカットする可能性があり、証拠金を失ってしまうことがあります。

両建ては「指標発表時」などの一直線に動きやすいタイミングを狙うと良いです。

 

海外FX 両建てはすぐに決済しないと値が戻る可能性がある

上手くロスカットしたとしても、すぐに値を戻す可能性があり、そうなると、利益が減ってしまうどころか、損をする可能性もあります。

ロスカットしたら、タイミングを見てすぐに決済するようにしましょう。

 

海外FXの両建てはばれる？ ばれない方法を検証してみた

これまで両建てについて説明して来ましたが、

と思う人も多いと思います。

ここでは「ばれない可能性のあるトレード手法」について紹介しますが、絶対ばれないとは限りませんのでご了承ください。

また、禁止されている手法を推奨している訳でもありませんのでご理解お願いします。

ボーナスを利用した両建て、ゼロカット狙いの両建ては「ばれる」ことで口座凍結などのリスクは非常に高いです。

「今後ともお付き合いして行きたい業者」では行なわない方が無難ですね。

 

海外FXの両建てはばれる仕組み

海外FXの両建てがばれる理由について書いていないサイトが多かったので、少し説明して行きます。

両建てが業者にばれる理由は主に2つです。

 
ブリッジと呼ばれる海外FX業者とLPの間に入る仲介業者によってばれる

海外FX業者は、直接LPに注文を流すのではなく、その間に「ブリッジ」と呼ばれる仲介業者を通すことが多いです。

大手のXMなどはブリッジを通していないようですが、中小の海外FX業者はブリッジブローカーを通じてLPに注文しています。

ブリッジとして有名なブローカーはisPrime、EBS、PrimeXMあたりが有名です。

2業者を使って両建てした場合、業者の注文先が同じブリッジブローカーを使っていたら「同じ接続サーバー」を使うことになり、これが理由で両建てがばれてしまいます。

ブリッジの使用は取引プラットフォームによって変わり、例えばTradeviewの場合、ILC口座(MT4)はPrimeXM社を経由して注文していますが、cTrader口座だとGMOを経由して注文しています。

 
MT4などプラットフォームのMQLによってばれる

メタクオーツ社のMT4やMT5の場合、異業者を使っていても両建てがばれてしまうようです。

どうやら、MQLのデータベースにトレード記録や顧客情報が残っていて、それを辿ることでトレーダー情報を容易に確認することができます。

手動でチェックが入るか、自動でチェックが入るかは分かりませんが、「あれ？このトレーダー動きが変だな？」と思われたら両建てがばれてしまうかもしれません。

同じプラットフォームを使うことで、両建てがばれやすくなります。

 

海外FXの両建てがばれない方法は無いのか？

両建てをどうしてもやりたい人は、他にもいろんな方法が考えられます。

考えだしたらキリが無いですが、当サイトでは責任を負えませんので、やるなら「リスク承知」でお願いします。

海外などで集団でアービトラージ取引をして捕まったケースがいくつかあるので、海外FX業者もそれなりの検索方法を知っている可能性があります。

ブラックリストに載らないように気を付けましょう。

 

海外FXの両建てがばれた時の海外FX業者の措置

禁止されている両建てが海外FX業者にばれてしまった場合、このような措置があります。

ボーナスを利用した両建てなどは、かなりのリスクが伴います。

入金した資金も持って行かれる可能性もありますので、止めておいた方が賢明です。

もし禁止されている両建てを行なうのであれば「今後付き合う予定のない業者で、少額で」行った方が良いと思います。

 

海外FX 両建てが可能か海外FX業者に確認した結果

海外FX業者に「両建て可能かどうか」問い合わせてみましたので、紹介して行きます。

「別口座や別業者を使った両建てがOKかどうか？」についても確認しました。

 
トレードでの両建て可否一覧

海外FX業者	同一口座の両建	複数口座の両建	異業者間の両建
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	問題なし	問題なし
	※ゼロカット狙い不可	※ゼロカット狙い不可	※ゼロカット狙い不可
	問題なし	※ゼロカット無効	問題なし
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	問題なし	問題なし
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	禁止	禁止

ほとんどの業者で「同一口座の両建てはOK」、「別口座や別業者を使っての両建てはNG」という回答でした。

一部、AxioryとTradeviewだけ全部OKでした。

TitanFXは「ゼロカット狙いの両建てはNG」でした。

FBSは異業者間の両建てはOKで、複数口座ではゼロカット無効（実質×）でした。

ボーナスがもらえる業者（XM・Hotforex・LAND-FX・iFOREX）は同一口座のみOKで、複数口座・異業者間はNGでした。

 

[海外FXの両建て]ボーナスを使った両建てが可能か、海外FX業者に確認した結果

続いて「ボーナスを使った両建て」についても確認しました。

基本的には全部×でしたが、FBSは「禁止」とは言われなかったのが不思議です。

 
ボーナスを使った取引での両建て可否一覧

海外FX業者	同一口座の両建て	複数口座での両建て	異業者間の両建て
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	※ゼロカット無効	問題なし
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	禁止	禁止

ボーナスを利用した両建ても、結果は同じで同一口座のみOKで、別口座や別業者の両建ては禁止でした。

FBSだけ異業者間の両建てが特に禁止事項にはなっていないようでした。

 
両建てについての海外FX業者の回答

海外FX業者に両建ての質問をした回答を紹介します。

メールでの回答はスクリーンショットを載せておきますので、参考にしてください。

 

海外FXの両建て XMの回答

弊社では同一口座内の両建ては禁止されておりませんが、異なる複数の口座をまたぐ両建て取引は不正行為と位置付けております。

従いまして、お客様の例の1は問題ございませんが、2,3は禁止行為に該当し、担当部門にて認められます場合には担当部門の判断により、お口座閉鎖など措置されます。

複数の口座をまたぐ不正行為が認められます場合、対象のポジションは全てキャンセルされ、損益も全てキャンセルされます。

口座閉鎖の決定がされます場合には、不正行為の対象のポジションを全てキャンセル後、お口座の残高に残るご資金は全て入金元へ返金処理がなされます。

対象のお客様には永久に弊社にお口座を開設いただくことはできません。

XMの両建て（ボーナスも同じ）
同一口座の両建て	〇
複数口座の両建て	×（禁止）
異業者間の両建て	×（禁止）

参照：よくある質問 両建て取引を認めていますか？

XMでは複数口座や異業者間の両建ては禁止されていて、不正行為を行うと口座凍結などの処置もあるようです。

XMの詳細を見る

 

海外FXの両建て Axioryの回答

平素よりお世話になっております。
この度は、お問合せ頂き誠にありがとうございます。

弊社は両建てにつきまして、特に禁止事項等ございません。

何かご不明な点やお気づきの点がございましたら、お気軽にお問合せください。
今後ともAXIORYを宜しくお願い申し上げます。

Axioryの両建て
同一口座の両建て	〇
複数口座の両建て	〇
異業者間の両建て	〇

参照：FAQ 両建て取引はできますか？

Axioryは両建ては全てOKで、禁止されている項目はありません。

Axioryの詳細を見る

 

海外FXの両建て TitanFXの回答

両建て取引を行って頂くことは可能ですが、ゼロカット狙い等、
弊社で不正とみなした場合はゼロカットの対象外とさせて頂いております。

弊社では、基本的に取引手法、EA利用に制限はございません。
スキャルピング、両建て、マーチンゲール等でお取引頂くことは可能です。
ただし、取引インフラの弱点を利用し利益をあげる取引方法（アービトラージ等）は、
禁止とさせて頂いております。

TitanFXの両建て
同一口座の両建て	〇 ※ゼロカット狙いは不可
複数口座の両建て	〇 ※ゼロカット狙いは不可
異業者間の両建て	〇 ※ゼロカット狙いは不可

参照：両建ては可能ですか？

TitanFXは両建ては全てOKですが、ゼロカット狙いは禁止されています。

また取引インフラの弱点を利用し利益をあげる取引方法（アービトラージ等）も禁止です。

TitanFXの詳細を見る

 

海外FXの両建て FBSの回答

【要約】同一口座での両建てはOK。

複数口座での両建ては、ゼロカットが無効になり、キャッシュバックボーナスがもらえない。

異業者間の両建てはOK。

FBSの両建て（ボーナスも同じ）
同一口座の両建て	〇
複数口座の両建て	△（ゼロカット無効・キャッシュバック無効）
異業者間の両建て	〇

FBSは回答が非常に分かりにくいですが、複数口座の両建ては可能ですが、ゼロカットやキャッシュバックが無効になります。

異業者間の両建てはOKです。

FBSの詳細を見る

 

海外FXの両建て Hotforexの回答

弊社では、同一口座での両建て（Hedge Trade)は禁じられてはおりません。

しかしながら、複数口座上での両建てや、他業者取引口座との両建て取引は禁止されております。

もし、このような取引が行われていることが発覚した場合は、弊社の通常措置として、ボーナス提供の停止、レバレッジの減少措置、新規取引口座開設禁止、取引口座の閉鎖などが、行われることになります。

アフィリエイトの下の複数口座でこのような取引が行われた場合、顧客様全員のボーナス口座開設停止やアフィリエイト口座閉鎖などもありえますため、くれぐれもなさらないようお願い申し上げます。

Hotforexの両建て（ボーナスも同じ）
同一口座の両建て	〇
複数口座の両建て	×（禁止）
異業者間の両建て	×（禁止）

参照：Hotforex 両建て

Hotforexでは複数口座・異業者間の両建ては禁止です。

両建てした場合の処置は「ボーナス提供の停止、レバレッジの減少措置、新規取引口座開設禁止、取引口座の閉鎖など」の非常に厳しい処置となります。

Hotforexの詳細を見る

 

海外FXの両建て Tradeviewの回答

お世話になります。
弊社ではそのような禁止事項はございません。

また何かございましたらお知らせください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Tradeviewの両建て
同一口座の両建て	〇
複数口座の両建て	〇
異業者間の両建て	〇

Tradeviewは両建ては全てOKで、禁止されている項目はありません。

Tradeviewの詳細を見る

 

海外FXの両建て iFOREXの回答

両建てについては同一口座では可能ですが口座状況によって入金が必要な事もあります。

複数口座での両建てと他業者を使っての両建ては禁止です。

iFOREXの両建て（ボーナスも同じ）
同一口座の両建て	〇
複数口座の両建て	×（禁止）
異業者間の両建て	×（禁止）

参照：iFOREX 両建て

iFOREXでは複数口座や異業者間の両建ては禁止されていて、不正行為を行った時の処置は「顧客口座による」との回答でした。

iFOREXの詳細を見る

 

海外FXの両建て LAND-FXの回答

弊社で認めている両建ては同一口座での両建てのみでございます。
​
弊社では両建て取引（同一口座内の両建ては可能）、
接続遅延・レートエラーを利用した取引、
裁定取引(Arbitrage)、ボーナスを悪用する取引を行った場合には
その取引を無効処理させていただくことがあります。
禁止取引と判断された場合には該当取引の利益は無効となりますが、
元金は手続き後に出金可能です。

LAND-FXの両建て（ボーナスも同じ）
同一口座の両建て	〇
複数口座の両建て	×（禁止）
異業者間の両建て	×（禁止）

参照：LAND-FX 両建て

LAND-FXでは複数口座や異業者間の両建ては禁止されていて、不正行為を行うと取引の無効処理が行なわれるようです。

またボーナスの悪用も禁止されています。

LAND-FXの詳細を見る

 

海外FX両建てまとめ

海外FX業者	同一口座の両建	複数口座の両建	異業者間の両建
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	問題なし	問題なし
	※ゼロカット狙い不可	※ゼロカット狙い不可	※ゼロカット狙い不可
	問題なし	※ゼロカット無効	問題なし
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	問題なし	問題なし
	問題なし	禁止	禁止
	問題なし	禁止	禁止

複数口座・異業者間の両建てについて、海外FX業者の回答を紹介して行きました。

各業者の回答はまちまちなので、ここに載っていない海外FX業者で両建てを行なう時は、サポートに聞いてみると良いでしょう。

今回、どこの業者も比較的早く回答してくれ、親切に教えてくれる人も多かったです。

もし両建てをするなら、禁止行為になっていないAxioryやTradeviewを使うようにしましょう。

 
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